大事な事はすぐ近くにある

ママハハと台湾スイーツ店「Meet Fresh」で、

仙草というデザートを注文。

私は小豆・ピーナッツ・タピオカの、ママハハは緑豆・ハト麦・タピオカのトッピング。

プチプチした食感のタピオカ、甘い小豆やピーナッツ、

そして弾力のある仙草のゼリーが美味しい。

〈図1 2018年6月29日撮影〉

以前、同店で食べた豆花も美味しかったが、

仙草も私の好きな感じの味と食感。

大満足だった。

〈図2 2018年6月29日撮影〉

「仙草」というゼリーは、「仙草」というシソ科のハーブから出来ているらしい。

仙草は七夕伝説の織姫が地上に降りた際、鳳凰山に植えたとされるもの。

7月7日の七夕には、冬瓜とともに仙草を食べるそうだ。

…七夕?

ちなみに、私が大学の卒業論文のテーマが「西王母」という不死をつかさどる神であった。

神話の神々や様々なものが刻まれた「画像石」に西王母もあらわされている。

(画像石は祠堂・墳墓の石材に使われ、漢代に流行した。

死後の世界をあらわしたとされる)

西王母は不死の薬や長寿の桃を所有しているとされ、

また七夕伝説の織姫とも関連のある神であった。

〈宋山小祠西壁畫像〉東漢・恒、幽帝時期(149~189年)、1978年山東省嘉祥縣宋山満□(石に同)卿宋山縣出土、山東省石刻藝術博物館蔵

これは山東省出土の漢代画像石、よく見ると…

玉兎・蟾蜍(せんじょ、ひきがえるの事)は西王母の眷属。

両者の間には草のようなものが生えている。

これは…仙草?

〈城前村墓門左立柱正面畫像〉漢・恒帝元嘉元年(151年)、109.5×18、1973年山東省蒼山縣城前村出土、蒼山縣博物館蔵

ちなみにこれも山東省出土の漢代画像石。

西王母と思しき人物が画面上部に座っており、

その手に持つのは…

草だろうか?

解説分によると「畫面上部爲西王母手執羽根状物坐于雲座上」

この「羽根状物」って…もしかして「仙草」?

西王母と七夕は古くから関連があったのかもしれない。

もっと早くに気が付いたらよかったのに…

・・・ここまで書いていてママハハに「あんたおたく?」と言われた。

やっちまった・・・・私はただ「仙草」の事を卒業論文の時にもっとやっておけば・・・と言いたかっただけなのだ。

またしても、やっちまったな・・・私。