ママハハから慧春尼さんの話を聞き、
とても男らしい方だったので興味を持った。
調べたところ、この本に慧春尼さんの事が書かれているらしい。
早速借りてみた↓
『禅門逸話選 上』禅文化研究所、昭和62年12月20日
慧春尼さんは室町時代の人で、開山者・了庵慧明の妹にあたる方。
30代で出家を志すが、美人な方だった為に、
兄である了庵に「修行の妨げになる」と止められてしまう。
そこで、慧春尼さんは火箸で自分の顔を焼いてしまう。
顔を焼く!?
個人的には結構、衝撃的であった。
その後剃髪して出家。
それでも慧春尼さんに言い寄る男の人はいたが、思わぬ行動ではねのける。
また、単身で円覚寺に赴く事になった時、
円覚寺の僧侶の行動に対して起点をきかせて対応。
…最期は自分で薪を積み、火定に入る。女性を救うために。
女性は仏教の思想では成仏できないらしい。
(一度男性に生まれ変わらないといけないそうだ)
すごい方だな…
そんな方の所に参拝させて頂いていたのか。
ちなみに、この本を借りたのが9月の事。
その後も何回か最乗寺には参拝させて頂いた。
12月9日、奥之院で慧春尼さんの漫画と解説が書かれている本を発見。
購入したので、今度その画像を投稿したいと思う。
また、『慧春尼考』(前田昌宏、ぱる出版、1988年)という本が近所の図書館にあるので、
機会があったら読んでみたい。