…〈命をあげよう〉の関係でもう1つ。
キーちゃんの成長のスピードとともに最近感じている事。
シニアの老いの速さ。
初めてアイちゃんに会った時には「9歳でもうおばあちゃんなんだよ~」って
言われていたのに、
13歳になって、足腰の衰えやら、皮膚の変化やらが見える様になり、
たまに悲しくなる。
病院に行ったら、腹水が少したまっていたらしい。
まだ抜くほどではないそうだが今のうちに対処しないとまずい。
「あと20歳まで生きるんだもんね~アイちゃん~」
ママハハと毎日話している事だ。
私もアイちゃんには長生きしてほしい。
…もし、こんな事が出来るのであれば
自分の寿命を分けられたらいいのに。
犬の1年は人間にとっての4年と聞いた事がある。
では、私の20年をあげたらアイちゃんは5年生きるのか。
アイちゃんは20歳まで生きてくれるか。
私がもし60歳まで生きるなら、20年あげても40歳まである。
アイちゃん、それから他の若い子の介護はとりあえず出来る。
私が死んでも誰も泣かないが、
アイちゃんが死んだら泣く人たちがいくらでもいる。
寿命を分けられたらいいのに、
量り売りみたいに。