発達障害を持つ方の多くは、社交辞令が分からない、
とかつてママハハから聞いた事がある。
確かにそうだと思う。
何故なら、私もそうだから。
他人は私の事を「そんなことないよ~」「大丈夫だよ~」
とか言いつつ影で本音を言っていたりする。
「相手は社交辞令を言っているだけだから、本気にしない方がいい。
”相手の言う事は嘘だ”と思って対応する方がいい」
という様な事をママハハに言われた。
私は小学校・中学校ではほとんど人と話したことがない。
高校に入って、やっと「会話」というものをやり始めた。
そこで、ママハハが言っていた事と、相手の「社交辞令」の、
どちらが本当で、どちらが嘘なのか分からなくなり、混乱してしまった。
相手の言っていることが理解出来ずに疲れてしまって、
「嘘なら社交辞令なんて言わなければいいではないか」と思った事がある。
しかし、「社交辞令」とは人間関係をまとめる為には必要なことであると、
後々になって気が付くようになった。
…結局は自分が気が付くしかないと思う。
自分が他者とうまく付き合う為には、コミュニケーションの方法を、
自分で覚えて、自分で身につけるしかないと思う。
幸いにも、今はママハハが教えて下さるけれど、
大抵はそんなの誰も教えてくれない…