出来るなら量り売りみたいに

…〈命をあげよう〉の関係でもう1つ。

キーちゃんの成長のスピードとともに最近感じている事。

シニアの老いの速さ。

〈図1 2015年4月18日撮影 アイちゃん当時10歳〉

初めてアイちゃんに会った時には「9歳でもうおばあちゃんなんだよ~」って

言われていたのに、

13歳になって、足腰の衰えやら、皮膚の変化やらが見える様になり、

たまに悲しくなる。

病院に行ったら、腹水が少したまっていたらしい。

まだ抜くほどではないそうだが今のうちに対処しないとまずい。

「あと20歳まで生きるんだもんね~アイちゃん~」

ママハハと毎日話している事だ。

私もアイちゃんには長生きしてほしい。

…もし、こんな事が出来るのであれば

自分の寿命を分けられたらいいのに。

〈図2 イメージ図 自分の寿命をアイちゃんにあげるなら〉

犬の1年は人間にとっての4年と聞いた事がある。

では、私の20年をあげたらアイちゃんは5年生きるのか。

アイちゃんは20歳まで生きてくれるか。

私がもし60歳まで生きるなら、20年あげても40歳まである。

アイちゃん、それから他の若い子の介護はとりあえず出来る。

私が死んでも誰も泣かないが、

アイちゃんが死んだら泣く人たちがいくらでもいる。

寿命を分けられたらいいのに、

量り売りみたいに。

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