「鉄は熱いうちに打て」とママハハから言われた事がある。
中学の時の事だっただろうか。
現在、どうにもならない事ばかりで焦ってしまう。
しかし、ママハハが「今のうちに日常的な事を覚えなさい」と言う様に、何とか身につけなければと思う。
「焦っている時程、必死に覚えようとして身に付くと思うよ」とママハハ。
その話の最中に中学の時に言われた事を思い出した。
また、ママハハはこう言った。
「鉄を打ちすぎれば武器になるだろう」と。
…きっとこういう事だろうか。
例えば腕力の強い人間が、その拳で他者を殴るのか、その手で他者の為に働くのか。
切れ味の良い刃物で、他者を傷つけてしまうのか、それとも調理に用いるのか。
1つの知識で、人を殺す毒を作るのか、逆に人を助ける薬を作るのか。
…私には分からない事ばかりだけれど、
「様々なものには裏表がある事」をママハハから教えてもらっている気がする。
自分の行動を、マイナスではなくプラスに働く様に出来たらどんなにいいか。
アイ「アイちゃんだよう」
アイ「鬼は強くて怖いイメージがあるけれど」
アイ「悪いものを追い払ってくれるんじゃないかな」
…そっか、「鬼瓦」とかあるよね。
きっと見方によっては「頼もしい存在」かな?