やっちまった悲しみに

小説を書くのは、自らの恥の切り売りと似ている」とママハハは言った。

だから自分も自分の恥を書いてみようと思った。

今朝からママハハが腹痛で動けなかった。

元々体調不良もあったが、実は私が原因でもあった。

その為私はママハハの分も役に立ちたいと思い、犬のご飯と人間の朝食の支度をした。

準備出来て、犬の事も人間の事もひと段落したつもりと思っていた。

思っていた。

ママハハに一通り終わった事を報告したら・・・

ママハハ「”マッサージして”と言ってんだけど・・・」

実は自分が朝食を作る前に、ママハハと会話をしていたのだが

ママハハ「マッサージして~イオ~」(←イオは立っていたので聞こえてない)

イオ「役に立たなくてすみません・・・」(←台所へと立ち去る私)

ママハハ「いや、イオ~」

という事があった・・・

ショックだった。

調理よりももっと重要な事があったなんて・・・

病人や介護が必要な方には、

当たり前だけど、立った状態でなくて、

座って話を聞こう。

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