※2022年6月1日追記 ページ内リンクをつけてみました
前回の続き↓
前回はCK、GGTについて調べた。
今回はこれらの項目について調べてみた。
(クリックすると移動出来ます)
・LDH
・LIPA
・Mg²⁺
LDH
乳酸脱水素酵素(英:Lactate Dehydrogenase)
糖をエネルギーに変える時に関わる酵素。
肝臓、肺、腎臓、腎臓、筋肉、赤血球など、あと悪性腫瘍にも存在するらしい。
LDHの存在する部分が何らかの原因で損傷すると、血液に流れ出る酵素(逸脱酵素)との事。
(LDHにも5種類あるらしく、種類によって存在する部位が違うらしい)
LDHが基準より高い場合
・肝臓に異常→急性または慢性の肝炎、肝硬変など
・肺に異常→心筋梗塞、心筋炎など
・腎臓に異常→腎梗塞、腎不全など
・血液に異常→白血病、悪性貧血、悪性リンパ腫など
・筋肉に異常→多発性筋炎、筋ジストロフィーなど
・悪性腫瘍によるもの→膵臓がん、肝がん、腎がんなど
LIPA
リパーゼ(英:Lipase)。
膵液に含まれる消化酵素で、十二指腸に分泌、脂肪を分解する。
膵臓の異常により、血液中に多くのLIPAが漏れ出して値が高くなる事が多い。
LIPAの値が基準より高い場合には、急性または慢性の膵炎、膵嚢胞、膵がんなどの膵臓の異常の疑いがある。
また膵臓以外の異常だと、肝硬変や腎不全、十二指腸潰瘍穿孔、糖尿病性ケトーシスなど場合があるらしい。
基準より低い場合は膵臓がんの末期であったり、肝炎などの肝臓の病気の疑いがあるらしい。
LIPAを作れなくなるからか??
Mg²⁺
マグネシウム(英:Magnesium)
日常的によく聞くミネラルの一つ。
私は天然塩や魚介類、海藻類、大豆製品、コーヒーなどに入ってるイメージがある。
体内では約50~60%は骨や歯、40%程は筋肉や脳、神経に存在しており、
血液やリンパ液に存在するのはわずか1%らしい。
Mgの役割は骨や歯の形成・強化の他にも色々ある。
300種以上の酵素の活性化にも役立っており、「炭水化物からエネルギーをつくるときにマグネシウムが必要」との事。
神経情報の伝達や筋肉の収縮の抑制、血管の拡張、DNA・RNAの合成などにも関わっている。
(Caが筋肉の収縮に関わっており、筋肉を弛緩させてバランスをとってるのがMgらしい)
様々なところで役立っているな、Mg。
基準より値が高い(高マグネシウム血症)場合、腎臓機能の異常(Mgを排出できない状態)の疑いか、マグネシウムを含む薬剤を服用して値が上昇する事がある。
高マグネシウム血症が長引くと、筋力低下、低血圧、呼吸障害を引き起こす可能性があるらしい。最悪の場合には心停止が起こる事もあるそうだ。
筋肉や血管の動きが緩んでしまうからなのか??
基準より低い場合だと、摂取不足か、下痢で排泄Mg量が増えているか、腸の異常により吸収出来てない可能性がある。
また甲状腺機能亢進症などの異常や、一部の利尿剤や胃酸分泌抑制薬などによりマグネシウムを排出する量が増加する場合がある。
授乳でも、必要なMg量が増える事で、低マグネシウム血症を起こす事があるらしい。
(低マグネシウム血症と甲状腺についての参考サイト↓)
Mgが足りない場合、「吐き気、嘔吐、眠気、脱力、人格の変化、筋肉のけいれん、振戦、食欲不振など」が起こるそうだ。
Mgの事ですら分からない事が多かった。
他の項目についてはまた次の時に調べてみよう。
これを読んで下さっている方へ
あくまでも自分の覚え書として書いているので、
資料の読み違えや間違っているところがあったらごめんなさい。
もし、血液検査の項目などで気になる事があったら、
以下の参考サイトや、他のサイトでも調べてみてください。
LDHについて
http://www.jrcla.or.jp/kensanohanashi/img/h23_10.pdf
LIPAについて
Mgについて