「何か一つでも”道”のつくものはやった方がいいよ」
とママハハは言っていた。
私が大学生の頃の事であった。
道のつくものとは……
茶道や、華道、香道、書道などなど……
全然やってない
小学校の頃に公文に通っていた位で、習い事らしい事なんて
全然やってない(爆)
ただ強いて言うなら、ママハハのお陰で通る機会をもらえた”道”がある。
足道
ママハハの足を押す事が何度もあって、効果のある部分について教えてもらっていた。
そのうち自分でも興味を持ち、足のツボ(経穴)についても調べる様になった。
3年前に偶然、図書館で発見し、気に入って購入。
作者は日本で初めて「足道師」の資格を取った方。
経絡・経穴の基本的な事や、どこに体のどの部分が効くのかなど、分かりやすく書かれている。
また、ちょっとした不調に効くツボなども紹介されてて面白かった。
「足道」はその名の通り、足に関する医学。
その歴史は古くて、「黄帝内経」には「観趾法」についての記述があったらしい。
また、東洋医学の知識に加えて、反射区(リフレクソロジー)や神経生理学などの知識も生かして、足に触れていくらしい。
「足」一つとっても、奥が深い、長い道だ。
足からの刺激が脳に伝わって、脳に伝わった刺激が今度は内臓や筋肉に作用する。
足の裏でも、どの部分がどこと関連しているのか違う。
身体の道筋によってどこと繋がっているのかも違う。
私は、なんとなく「ここが凝ってるからここが疲れてる」とかしか分からないけれど、
「足道」はとても面白いなと思う。
足裏だけでなく、ふくらはぎなどの他の部分も調べてみたい。
2022年6月24日追記
写真の本は
長澤陽『足道養生法―自分でできる症例別完全ガイド』(創元社 、2006年2月1日)です。