忘却矢の如し

本当は「光陰矢の如し」だけれど、自分のバカさ加減にかけてみた。

自分は言われた事を、ひどい時には1分もしないうちに忘れてしまう。

元々記憶障害はあったが、最近それがとみにひどくなっていた。

今日はアイちゃんが夕方になって、やっと食べてくれた時であった。

他の子が邪魔すると、食べなくなってしまうので、気をそらさねばならなかった。

しかし、他の子にあげていたら、近くの水入れに気を取られて、

水を入れ替える方に頭がいってしまった。

「他の子の気をそらせて、って言ったはずだよ。

アイちゃんは危篤だから食べさせないといけないんだよ」

ママハハに怒られた。

当たり前だけれども。

※訂正

 またママハハに怒られた。

 「食べさせないといけない」のは本当だが、「危篤だから」が原因ではない

 また間違えてつなげてしまった。

しかし、その数秒後。

ママハハ「分かった、”気”が散っちゃうんだ。

腎が悪いから”気”が保てないんだ。腎気虚だよ。」

納得する所があった。

腎は”気”を司る部分だった気がするから、腎の悪い私は気が散ってしまうのか。

気が保てないから、記憶の保持も難しいと言う事だろうか…

納得半分、衝撃半分。

「じゃあ、腎を鍛える様にすればいいんだね」とママハハ。

腎に良いものを食べるとか、運動するとかだろうか…

そうだよな…

アイちゃんが頑張っているから、

私も頑張る。

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